いつもの通勤電車で見かけるサラリーマン男性のお話です。
電車に乗るとすぐに、
回れ右
をして扉のそばに張り付く男性がいます。
後ろから客が乗ってこようがお構いなしです。扉と自分の間には誰も立たせないという意気込みがその行動からみてとれます。
そしていつもその男性は、とある駅で対面乗り換えをします。
対面乗り換えとは、鉄道の乗り換えの形態の一つで、島式ホームの両側に止まった列車相互で乗り換えるものです。
しかし、いつも乗り換えはスムーズに対面に停車中の電車に乗り込めていたので、そんなに扉に張り付かなくても良いのになと思っていました。
それが数日前、私たちの乗る電車は駆け込み乗車の影響で、いつもより1分ほど駅の到着時間が遅れてしまいました。
もちろん、その男性は電車の扉が空くと同時に猛スピードで飛び出し、対面に停車中の電車に乗りこもうと挑みました。
しかし、あと一歩という近さで、無常にもその男性の目の前で
プシュー
という音とともに乗り換えるはずの電車の扉が閉まりました。
えーーーーー！！
と私もビックリしましたが、列車のダイヤを守る方が優先ですよね。
それを見て、
なるほど
いつも間に合うわけではないのか
と男性の行動にやっと納得がいきました。
きっとこの男性は、こういう経験を何回かして、扉に張り付く行動がベストと判断したんですね。
しかし、ちょっとした駆け込み乗車がこんな影響があるとは…。
私も駆け込み乗車をした経験があるので、遅ればせながら反省です。
でも、【回れ右】懐かしいなぁ🤔
